横浜開港150周年を記念して、ただ今横浜美術館は「大・開港展」を開催中。徳川将軍家と幕末明治の美術品を見に行ってきました。
時代とともにある美術品
今回、思わずオォォと声が出そうになったのは、篤姫(天璋院)が島津斉彬から貰ったという、あの有名な春の薩摩桜島の絵。故郷から遠く遠く離れた地で、篤姫はこの絵をどんな思いで眺めたのだろうか思うと、胸が締め付けられるようでした。他にも篤姫や皇女和宮所用の調度品や着物も多数展示してあり、これらの前で長く足を止める人が多かったのは、昨年の大河ドラマ効果でしょうか。
あとビックリだったのは、最後の将軍・徳川慶喜の作品である油彩画や写真です。政権返上後はひっそりと趣味に生きたらしいと聞いたことがありましたが、まさかその腕がプロ級にスゴかったとは。
展示は、徳川時代、開港時代、明治時代の三部構成。考えてみればあの激動の時代、日本の美術においてもその影響を受けまくってしまったのは当然なわけで。絵画や工芸品は独自に存在するのではなく、常に時代と共にあるのだと再認識させられました。実際にどのように変容していったかを辿るというのは大変興味深いものでした。