「書籍」 一覧

永井義男[江戸の下半身事情]アイキャッチ画像

書籍

永井義男[江戸の下半身事情]を読んで

今からほんの数百年前の江戸に生きた人々と、現代に生きる私達との間には、性に対する感覚にどれほどの差があるのか。それを知る手掛りとして、書店のアートコーナーなどに並ぶ江戸の春本を手にとってみても、露骨な描写に驚いて、覗き見たページを瞬時に閉じてしまうようでは、何かを学べるわけもなく。 江戸の性にまつわる様々な事情 昨秋発行、永井義男の『江戸の下半身事情』では、絵ではなく文字で、その時代のあっけらかん ...

書籍

童門冬二[坂本龍馬「自分」を大きくする法]を読んで

歴史上で、偉大だと思う人物、100年も200年も長生きして活躍して欲しかった人物、尊敬する人物、会ってみたい人物、恋人になって欲しい人物は誰かと問われれば、その全ての答えのナンバーワンに、私は坂本龍馬を挙げます。龍馬ファンの人は沢山いますが、私もその一人。 見習いたい龍馬の美点 久々に面白かった龍馬本は、童門冬二の『坂本龍馬「自分」を大きくする法』。龍馬贔屓の私から見ても少し笑えるぐらい、この本に ...

書籍

中見利男[新選組の謎]を読んで

2008/02/15    ,

暫く触れていないと、出来事の経緯や時期などの記憶が曖昧になってきがちな幕末。中でも新選組は、結成から函館戦争までのわずか6年の間に、組の分裂や人の出入りなども激しく、内に外に色々なことが起り、細かいところを忘れてしまうことも。 新選組について徹底解説 新選組とその時代背景について復習するのにオススメなのが、昨年末に発行された中見利男氏の「思わず人に話したくなる 新選組の謎」。一体どんなにスゴイ謎が ...

書籍

酒井順子[枕草子REMIX]を読んで

2007/07/01    ,

私ははっきり言って、これまで清少納言にあまり興味がありませんでした。どちらかというと紫式部贔屓な私は、紫式部が自慢しいだと非難している清少納言は、実際イヤな人なのだと思い込んでいたのかも。中学だったか高校だったか、古文の時間に「春はあけぼの~」を習ったときも、感想は「あっそ」で終わり。 千年の時を超えて、都会で働く女・清少納言に共感 そんな私が「枕草子REMIX」を手に取ったのは、著者が酒井順子だ ...

Copyright© 戌ノ刻見聞録-AYAMEZUKI- , 2024 All Rights Reserved.