その他時代劇(ドラマ・映画)

TBS[橋田壽賀子スペシャル 源氏物語]をみて

投稿日:2008-12-31 更新日:

「橋田壽賀子スペシャル 源氏物語 上の巻・下の巻」の再放送をみました。1991年の初回放送以来再放送もなく、またDVD化等もされていないということで、「幻のドラマ」と言われていたらしいです。2008年は源氏物語が世に登場して1000年目にあたる年ですので、17年ぶりの記念すべき再放送。私は確か91年の放送もみた気がするのですが、当時は内容をあまり理解できていなかったような。再放送に感謝しながら、この度再トライ。

1991年の映像を今見ると

始まりから30分ぐらいの印象は・・・ふ、古い・・・・。まずキャストの顔ぶれが。今も活躍しているベテラン俳優陣が多く、豪華な顔ぶれではあるのですが、現在制作するなら年齢的に絶対有り得ないだろうという配役。20年近くも昔の作品なのだから当然なことと承知はしながらも、どうも違和感があって。それからセットが。いかにもセットですというチャチさ。

あまりの古臭さに、八時間も耐えられるだろうか、止めようかと困りながらみ始めたのですが、驚くことに、一時間も経つと印象は正反対に。実力派を揃えた納得のキャスティング。舞台を思わせる幻想的なセット。気づくとドラマの世界にどっぷりと浸かって、あっという間に八時間が経過。

豪華な女優陣の熱演

最初に盛り上がるのは、葵の上(竹下景子)と六条御息所(長山藍子)が衝突する葵祭のあたりから。迫力ある演技に興奮しました。あまりの可愛らしさに驚かされたのは、末摘花(泉ピン子)。花散里とミックスされたようなキャラクターとして描かれており、玉命婦(波乃久里子)とのやりとりは傑作でした。下の巻、圧倒的な魅力で存在感があったのは、紫の上(大原麗子)。 大原麗子は上の巻での藤壺女御と二役を演じているのですが、彼女の魅力が特に発揮されていたのが紫の上でした。あまり大原麗子を知らない世代の私にも、彼女の人気の理由が分かった気がします。この紫の上(大原麗子)と明石の君(古手川祐子)の対面シーン、数多い源氏の女人の中でも、お互い最も脅威を感じあってきた二人が初めて顔を合わせる緊張感と敬意を表し合う様子は鳥肌もの。その他、夕顔(沢口靖子)や朧月夜(岸本加世子)、女三の宮(若村麻由美)も好演。豪華な女優陣の熱演でとても盛り上がるドラマでした。で、肝心の光源氏は上の巻が東山紀之、下の巻が片岡孝夫(現・片岡仁左衛門)。源氏としてそれぞれに良かったものの、キャストが途中で変わってしまうのは不自然で残念。

もっと浸ってみたい源氏物語の世界

物語は源氏と紫の上が赤子の薫を育てていくことになったというところまでで、紫式部(三田佳子)がその後の二人の死を語ってエンディング。源氏物語という壮大なストーリーを八時間という長いようで短い限られた時間内に収めるのは難しいことだろうと思いますが、この物語の世界観はしっかり表現されていて、み終わった後は暫くその余韻に浸ってしまいました。

源氏物語の映像化、21世紀バージョンでいつか是非また実現して欲しいなと思います。でも光源氏にふさわしい俳優って、う~ん・・・、探すのは難しいだろうなぁ。

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